赤ちゃんが産まれたら、最初にパパママがやる事といえば我が子の写真撮影ですよね。
スマホやデジカメで手軽に撮れるようになったことで、たった数日で大量の写真がたまってしまう人も多いと思います。
そんな時に困るのが撮影したあとの子供の写真整理
- 面倒くさくて、スマートフォンの中に入ったまま
- 撮影した写真の量が多くて、途方にくれている
- 色々なところに写真が保存されている
- どんなふうに整理したら良いのか分からない
本記事では写真が撮りっぱなしになっているパパママに向けて、簡単にできる子供の写真整理の方法と楽しみ方をステップに分けて紹介します。
もくじ
ステップ0 子供の写真整理をやるべき3つの理由
そもそも、なぜ子供の写真整理は必要なのでしょうか?
整理することで得られるメリットとは以下の通りです。
- 写真探しの時間を省く
- 手軽に見返して子供の記憶に残す
- 家族のコミュニケーションツールに
順番に紹介します。
写真探しの時間を省く
アナログ時代とは異なり、デジタルでは枚数制限を気にする必要なく写真が撮影できるようになりました。
人によっては、子供がいなかった頃と比べて、数十倍となる方も中にはいらっしゃいます。
また、子供の誕生がきっかけでカメラを購入する人もいますよね。
大量の写真が保存されている状態では、お目当ての写真を探すのも大変です。
- 「あの時の旅行の写真、どこに行ったかな……」
- 「写真をパソコンに保存したはいいけど、見たい写真が見つからない」
など、写真を整理していないと困ることってありますよね。
特に育児や家事で忙しい時なら、写真探しのためにムダな時間は使いたくないもの。
せっかく写真を見返したい時にも、すぐに見つけられないのは悲しいですね。
手軽に見返して子供の記憶に残す
子供は小さい頃の思い出をしっかり覚えておくことはなかなか難しいものです。
そんな時、役立つのが写真です。
思い出を時系列やイベントごとに整理された状態で後から見返せるようにしておくと便利。
時間が過ぎても、繰り返し見ることで子供の記憶にも定着しやすくなります。
またパパやママにとっても当時の状況を鮮明に蘇らせてくれますよね。
家族のコミュニケーションツールに
実は写真整理はパパやママが1人で行わずに、家族みんなで行えばワイワイと盛り上がれるイベントにもなります。
というのも写真を見ながら思い出話に花を咲かせたり、一緒にアルバムやフォトブック作りも楽しめるから。
「写真整理って、孤独で単調な作業な上、面倒臭い…」とつい思いがち。
でも、家族で手分けしながら進めていくと、あっという間に終わらせることもできるんです。
ステップ1 子供の写真はどれくらいある?現状を把握
写真整理を進める上で最初に行うのは、今ある子供の写真がどこに保管されているか把握すること。
部屋の片付けをする時、対象となる物を全て見える場所に出すのと一緒で、写真を全て見える化しましょう。
子供の写真は、自分のスマホのストレージだけに収められているとは限りません。
例えば、子供の写真はこんな場所にも眠っている可能性があります。
<身近なところ>
- 自分以外の家族のスマホ
- 普段使用しているデジカメ
- 自宅のPCや外付けハードディスク
- クラウドのストレージサービス(googleフォトなど)
- 家族や友人からのLINEのアルバム
<見落としがちなところ>
- じぃじやばぁばのスマホ
- 保育園や幼稚園、習い事先で先生が撮影したもの
ひと手間がかかりますが、「子供の写真の量や保管場所の把握」は整理を進めるための第一歩です。
ステップ2 写真を一つに集める
現状の子供の写真を把握したら、次にこれまでためてきた写真を一ヶ所に集める作業を行います。
その理由は写真がバラバラに複数の保管場所に保管されている状態では整理するのが大変だから。
今後もさらに子供の写真がたまっていくことを想定すると、1つの場所にまとめた方が管理も楽です。
普段、スマホがメインで写真を撮影している人におすすめの保管場所はオンラインのストレージサービス。
おすすめのオンラインストレージサービス
インターネットが繋がる環境であれば、スマホやデジカメなど機器に関係なく簡単に1つの場所に集約できるのがオンラインの強みです。
クラウド上に家族の写真を保管するのはセキュリティ的に不安という人は、外付けハードディスクを活用してみてください。
パソコンに直接保存する方法もあります。
でも容量に制限があり、数年おきに買い換えるケースがあるので、あまりオススメできません。
万が一、オンライン上のデータが消えるのが心配という方もバックアップ用として使うのもおすすめです。
ステップ3 写真を分ける
写真を保管場所に集めたら、次に写真を分けていきます。
<具体的な手順>
- 不要な写真を削除する
- 年月ごとにフォルダを作成する
- 年月フォルダごとに写真を入れる
順番に紹介します。
1.不要な写真を削除する
まずは不要な写真のデータを削除しましょう。
その理由は、スマホやデジカメの場合、撮影でミスした写真がそのまま保存されていることが多いからです。
<削除してしまってもよい写真の例>
- 同じシーンを何度も撮影している写真
- 子供の表情が微妙(ブレている)
- 顔が途中で切れてしまっている
不要な写真を削除するとフォルダに分ける際の作業負担も減らせることができます。
なお、削除するべきか迷ってしまった場合には、無理に削除する必要はありません。
アナログのように保管できる容量が決まっているわけではないのがデジタルの良いところ。
大切な思い出の一つとして残しておきましょう。
2.年月ごとにフォルダを作成する
写真の分け方は色々ありますが、年月ごとに時系列でまとめるのがオススメです。
というのも、デジタル写真の場合は 「撮影日時」がデータとして保存されて分けるのが簡単だからです。
また子供の成長記録という点でも、時系列として写真が整理されているほうが分かりやすいと思います。
なお、子供が小さいと毎日撮影するので日別に分けたい場合もあるかもしれません。
ですが、フォルダの数が30倍近く増えてしまい管理するのが大変なので避けてください。
3.年月フォルダに写真を入れる
自分が保管しておきたい写真の選択と年月別のフォルダの用意ができたら、最後に写真をフォルダに入れていきます。
写真の撮影日がわからない場合には、データに保存されている「撮影日時」を確認してください。
なお、使用しているストレージサービスやハードディスクによっては自動振り分け機能があります。
※各製品のマニュアルやFAQ等をチェックしてください。
これで写真を分ける作業は終了です。
ステップ4 子供の思い出をカタチに残す
子供の写真をスッキリ整理できたら、次は写真を形に残して思い出を楽しみましょう。
デジタルの場合は目に見えないところに保管されているため、見返す機会が少ないから。
一方、普段の生活で目に付く場所にアルバムが置いてあったり写真が飾ってあると、自然と思い出に触れる機会が増えます。
ちなみに、家庭に写真を飾っている家庭の子供は、飾っていない家庭と比べると自己肯定感が高いという調査結果があるのをご存知ですか。
アナログの写真は、子供にとっても良い影響を与えてくれるメリットがあるようです。
写真アルバムを作る
昔から定番のアルバムは、パパママ世代にとってもなじみがあるのではないでしょうか。
アルバムのサイズやデザインなども豊富なので、楽しみ方も色々です。
写真以外にその時のできごとを書いたメッセージカードを差し込んで、世界にたった一つだけのアルバムを作るのもいいですね。
毎月たった1枚の写真を選んでアルバムを作る
じっくり写真を選ぶ時間がないパパママや面倒くさがりな人におすすめのアルバム。
毎月1枚写真を選ぶと1年間の枚数はたったの12枚で済みます。
これなら数年分の思い出でも、コンパクトに1冊のアルバムへ収めることも可能です。
1枚しか選ばないので、写真をほとんど撮っていない月があった場合もうまくカバーできます♪
1年分を1冊のアルバムに収納
毎月撮影している写真の数が一定数あり、こだわりのあるアルバムを作りたい人におすすめの方法です。
両開き1ページに1ヶ月分の写真を収納し、1年分を1冊のアルバムにまとめる感じです。
写真の枚数はサイズ等にもよりますが、1ヶ月あたりで8枚〜20枚くらいが目安。
なお、アルバムの表紙などに写真を撮った年月やお子さんの年齢を書いておくと見つけやすくなります。
使うアルバムを統一することで見た目も綺麗に収納できますね。
フォトブックをつくる
複数の写真にコメントをつけてオリジナルの写真集を作れるのがフォトブック。
ここ数年は、スマートフォンのアプリで作成するパパママが増えています。
操作は至ってシンプルなので、通勤中や家事の合間などの短時間で作成ができます。
一般の写真プリントと違い、写真にコメントを付与できたりするので表現の幅も広がります。
フォトブックを取り扱うアプリはいくつかありますので、それぞれの特徴を確認してから自分に合ったものを選んでください。
手軽にトライしてみたいなら毎月1冊のフォトブックが無料で作れてしまうノハナがおすすめです。

子供の写真をインテリアとして飾る
普段の生活の中で写真を楽しみたい方はインテリアとして飾るのがおすすめ。
自分の姿が写ったもの、自分が描いた作品(絵など)を部屋に飾られていると喜ぶ子どもは多いですよね。
子どもたちの成長をより身近に感じることができるかもしれません。
壁に飾る
絵画を飾るような感覚で少し大きめの写真をプリントして壁に飾る方法です。
- コルクボードをかけて写真をピン留め
- 額縁に入れる
- パネルにしてアート風に
など様々な方法があります。
家族が長い時間過ごすリビングの他に、階段や廊下や玄関に飾るのも素敵ですね。
筆者は階段の隅っこに小さめの写真パネルを立て掛けています。
毎日通る場所なので子どもたちもよく覗き込んでいます。

ガーランドにする
紐にクリップをつけ、写真をはさめばガーランドのできあがり!
手軽に写真の交換ができるので、子供の成長に合わせて写真を入れ替えるのもいいですね。
お子さんといっしょに飾り付けを楽しむこともできます。
カレンダーにする
何気なく飾っているカレンダーもお子さんの写真を使ってオリジナルの1点を作ってみるというのもあり。
月ごとに、子供や家族のとっておきの写真を選ぶだけで簡単に年間カレンダーを作成できます。
カレンダーをめくるたびに、1年前の思い出を振り返りながら家族と会話を楽しむのもいいですね。
孫の成長を見守ってくれている、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントとしても人気があります。
マグカップをつくる
食事や休憩時、仕事中など日常的に使用する機会が多いのがマグカップ。
家族や子供の写真を印刷して世界でたった一つのオリジナルグッズを作ることができます。
筆者の家では、子供が初めて書いた絵を写真におさめて、それをマグカップに印刷してみました。
自宅で使っていますが子供は目にするたびに、自分の作品を眺めては何だか誇らしげです。
ちなみに同じマグカップを敬老の日のプレゼントにしてみたところ大変好評でした。
飲み物だけではなく、花をいける花瓶がわかりに使うのもいいですね。
子供の写真整理のコツはたった2つ
「写真整理のメリットや方法は分かったけど、大変そう・・・」という人のために作業する際のコツをお伝えします。
【こまめに整理する】
まずは、やはり写真を「溜めないこと」が大事です。
毎日のように子供の成長する姿を撮影していると、写真はどんどんたまります。
大量の写真を見ると一気にやる気が失せてしまう人もいると思います。
私もそうです。
おすすめは毎月◯日/毎週◯曜日など整理する日を決めて習慣化してしまうこと。
歯を磨いたり、料理をしたりするのと同じで慣れてしまえば苦に思うような感覚もだいぶ減らせることができます。
無理はしない
せっかく始めた写真整理も続かなければ意味がありません。
続けるためには「無理はしないこと」も大切です。
「写真整理の時間が楽しい!」
と思えるように、ご自分のペースやストレスを感じない方法で始めてみてくださいね。
子供の写真整理の始め方(まとめ)
- 写真の保管場所と量を知る
- 写真を一つに集約する
- 写真を分別する(不要なものは削除)
- 写真を形に残して楽しむ
本記事では子供の写真整理と楽しむ方法について紹介しました。
写真は後から見返えすことができるところに価値があります。
当時の記憶を鮮明に蘇らせてくれる上に、その時の気持ちも改めて感じれるのがいいところ。
子供にとっても自分の記憶には残っていない思い出を認識してもらえるメリットがあります。
せっかく撮った写真をずっと携帯電話やデジカメに入れておくのは宝の持ち腐れです。
ぜひ、この機会に写真の整理を始めてみてください。
家族みんなで会話をしながらにぎやかに進めるのもいいですね。